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代替肉 添加物

代替肉はほんとに健康的なの?代替肉に含まれる添加物を調べてみた。

環境への関心の高まりとともに、近年注目されるようになってきました代替肉。一方で、代替肉に含まれている添加物の体への影響や安全性を懸念する声もあります。

代替肉は、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

実際に食べてみた人や食生活に取り入れている人の評判も見てみましょう。

代替肉とは

代替肉とは、従来の家畜肉の代替として作られる食品です。疑似肉、フェイクミート、オルタナティブミートともいわれています。

動物の肉を使わず植物性の食材などを使って作られます。最近ではスーパーでも買えるほど普及しています。

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代替肉とはの画像

代替肉に使われる植物性原料

大豆

代替肉の代表とも言える大豆ミートは、大豆を原料にして作られています。「畑のお肉」とも呼ばれている大豆は、栄養価が高くカロリーは低い特徴があります。

大豆を使って作られている大豆ミートは、ミンチ状になっているものやフィレタイプのものがあり、料理によって使い分けることができます。

大豆ミートは、乾燥してあり水で戻して使うタイプと、そのまま料理に使えるタイプのものがあります。

乾燥してある大豆ミートは、約1年間も保存できます。ダイエットや健康を意識した食事以外にも、災害時に非常食として食べることができます。

お麩

お麩は、小麦粉に含まれるグルテンと、餅粉などをあわせて作られている食材です。良質な植物性たんぱく質が含まれています。

水で戻したお麩をしっかり絞ったら、普通の肉と同じように調理するだけです。水分を吸うので、しっかり味をつけられます。

水で戻したお麩は、肉によく似た食感であるため、肉の代替食品として唐揚げや角煮、野菜炒めに使われることが多いです。

高野豆腐

高野豆腐は、豆腐を凍らせ、乾燥して作られた食材です。

保存が効き、お麩と同様に食感や味の染み具合もよく、肉の代用食品として使われています。

カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも豊富に含んでおり、栄養価が高い食材です。

高野豆腐は、一口サイズのものや、小さいサイコロのような形のものなど、さまざまな形で売られています。

昔ながらの家庭料理に使われているイメージですが、健康志向の高まりにより、栄養価の高さや、肉の代用として知られるようになってきました。

代替肉に含まれる添加物

代替肉は、肉以外の食材を使っているので、加工の過程で食材を固まらせたり、肉のような食感を出したりするために、添加物を使っています。

日本では、使用できる添加物について厚生労働省が定めています。指定添加物、既存添加物、天然添加物、天然香料、一般飲食物添加物があります。

大豆ミートには、カラメル色素、キサンタンガムなどが含まれていることが多いです。

大豆ミートに含まれる添加物

カラメル色素

着色料として使われています。厚生労働省が定めている添加物の既存添加物に分類されます。褐色に色付けし、香ばしさや苦味、香り、コクなどを加えます。

キサンタンガム

でん粉、糖類から得られる水溶性の多糖類です。増粘安定剤として使われていて、糊のような役割もしています。

お麩や高野豆腐で作られる代替肉の添加物

タール色素

タール色素は、お麩に含まれる添加物の1つで、いわゆる着色料のことです。

お吸い物や、煮物に彩りを添えてくれるお麩は、ピンクや黄色、淡い緑などのいろがついているものがあります。この着色のために使われているのがタール色素です。

タール色素には、たくさんの種類がありますが、その中の一部に発がん性があります。

しかし、代替肉として使われる車麩、焼き麩などのお麩は、タール色素などの添加物が入っていません。料理に使うときは、栄養成分表示を確認しましょう。

膨張剤(炭酸水素ナトリウム)

高野豆腐には、膨張剤が添加物として含まれています。

炭酸水素ナトリウム、いわゆる重曹です。高野豆腐の仕上がりをふっくらさせるために使われています。

高野豆腐の本来の作り方は、凝固剤のにがりと大豆のみでした。

しかし、利便性や料理の見た目を考えた結果、添加物が使われるようになりました。

代替肉のメリットとデメリット

メリット

環境や健康への関心の高まりによって少しずつ市場が拡大されている代替肉ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

健康に良い

代替肉に含まれる脂質は、不飽和脂肪酸、動脈硬化を防ぎ、血圧を下げます。

特に大豆ミートにおいては、コレステロールがほとんど含まれていません。

動脈硬化や生活習慣病のリスクを減らす効果も期待できます。

地球環境にやさしい

代替肉を選んで食べることは、環境問題に配慮した選択であるとも言えます。

 なぜなら、特に牛からゲップとして排出されるメタンガスが地温温暖化に影響しているからです。メタンガスは、地球温暖化の原因である、二酸化炭素の約25倍もの温室効果があります。

代替肉は、植物由来の材料でできているので、畜産業に頼らなくても生産が可能です。

感染症のリスクがない

これまでに世界で流行した感染症は、動物が発生源になっているものが多いです。

代替肉は、動物由来の食材を原材料としていないので、感染症のリスクを下げることができます。

デメリット

代替肉の使用については、どのような添加物が入っているのかを懸念する声もあります。どのようなデメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

値段が高い

代替肉は、原材料となる大豆などを加工して作られています。

加工の手間や、材料の確保の手間、流通ルートも多岐にわたるので、その分価格が高くなってしまいます。

畜産業の衰退の懸念

代替肉の市場が広がると、地球環境に配慮できる一方で、畜産業の衰退が懸念されます。代替肉が安く手に入るようになると、畜産業に従事する人たちの労働が保障されにくくなってしまいます。

動物の肉に含まれる栄養が摂れない

脂質の低さ、高たんぱくであることは、代替肉のメリットです。

しかし、動物の肉に含まれるたんぱく質やビタミンも、私たちにとって必要な栄養素です。

代替肉の利用が進むと、動物の肉を食べる機会は減ってしまいます。

代替肉の評判

代替肉を実際に食べている人、または食べたことがある人の評判はどうでしょうか。SNS上の利用者の声を見てみましょう。

良い評判

代替肉は、料理の材料としてすぐに使える状態で売られているものもありますが、最近では味付けや料理済みのものも販売されています。

 大豆ミートそのものの味も数年前より美味しくなっていると感じる方もいます。

代替肉は、生肉と違って加工されているので、日持ちします。高価格なので、毎回料理に代替肉を使うのは難しいかもしれません。

ですが、肉とほとんど食感が変わらず脂質も少ないので、健康を考えて自炊に取り入れたいですね。

美味しく調理されている代替肉です。本当に美味しい代替肉は、見た目もあまり本物の肉を使った料理と変わりないですね。

ロッテリアでも代替肉のバーガーを食べられます。代替肉は、ハンバーガーチェーンにも市場を広げてきました。

悪い評判

代替肉は、食感が本物の肉に近い食感で作られています。商品によっては、食感が残念なものもあるようです。

 味付けでごまかさないと食べられないこともあるようです。

ラーメンのチャーシューにも代替肉が使われています。

食感やコクなどが本物の肉に負けてしまいます。代替肉の形状や味付けによって相性の良し悪しがありますね。

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