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オーツミルク 太る

オーツミルクは太る?その成分に迫る

近年、牛乳に代わる植物性ミルクが人気です。

スーパーに行くと、牛乳コーナーに牛乳以外の植物性ミルクを多くみかけるようになりました。

その植物性ミルクの1つ「オーツミルク」を知っていますか?

オーツミルクは他の植物性ミルクに比べ、コクがありほんのり甘い植物性ミルクです。

コーヒーや紅茶にもぴったりなので、スターバックスコーヒーでは、エスプレッソコーヒーとオーツミルクを合わせた「オーツミルク ラテ」が登場するなど、注目度ナンバーワンの植物性ミルクです。

ただしその一方、その甘さが太る原因になるのでは?と気になる方もいるようです。

オーツミルクとは、どういうミルクなのでしょうか?

この記事では、オーツミルクの特徴をご紹介していきます。

気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

オーツミルクとは

オーツミルクとは、オーツ麦から作られる植物性ミルクです。

植物性ミルクは、牛乳などの動物性ミルクと違って、乳成分のラクトース・コレステロールを含みません。

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう・・・ということはありませんか?

そんな方や、乳製品にアレルギーがある方でも飲むことができるミルクです。

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原材料

オーツミルクの原材料は、オーツ麦と水です。

オーツ麦を水に浸し、絞ったものがオーツミルクです。

オーツ麦は、「エンバク」や「カラス麦」とも呼ばれるイネ科の植物で、食物繊維がたっぷりと含まれている穀物です。

健康への高い効果が証明されており、さらにグルテンフリーでもあるため、欧米では数年前から健康食品として大変注目されている穀物です。

日本でも大人気のオートミールやグラノーラの材料と聞くと、オーツ麦がどんなものか想像できる方も多いのはないでしょうか?

オーツミルクは太りにくい身体を作る 

オーツミルクにはたっぷりの栄養素が含まれており、その甘い味に反し、太りにくい身体を作ると言われています。

その理由として、オーツミルクの持つ以下4つの特徴があげられます。

  • ビタミン
  • 食物繊維
  • 低GI
  • 不飽和脂肪酸

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

代謝に関わるビタミンB郡などのビタミンが豊富

オーツミルクにはビタミンB群などのビタミンが豊富に含まれています。

ビタミンB群は、栄養素の代謝に大きく関わるビタミンです。

からだに大事な栄養素である糖質・脂質・たんぱく質を分解しエネルギーに変えるには、ビタミンB群が必要で、疲労回復にも一役かっています。

さらにビタミンB群は、美しく健康な肌や髪、爪をつくるなど、美容に関わるビタミンでもあります。

食物繊維が豊富

オーツミルクには食物繊維も豊富に含まれています。

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維と2種類あり、オーツミルクにはこの2種類がバランスよく含まれています。

食物繊維は、近年働きがより明らかになり、存在価値が見直されている栄養素なんですよ。

厚生労働省のHPでも、食物繊維の積極的な摂取をよびかけています。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、大人は男性21g以上、女性18g以上の食物繊維の摂取を目標としています。

しかしサイトの資料によると、「食物繊維の摂取量は、1950年頃には一人あたり1日20gを超えていましたが、最近の報告によれば、平均摂取量は1日あたり14g前後と推定されています」とあります。

かなり目標数値を下回っていますね。オーツミルクを飲むことで手軽に食物繊維を摂取することができます。食物繊維により満腹感が得られるためダイエットにも効果があり、太りにくい身体を作ることができます。

  • エネルギー代謝促進
  • 脂肪蓄積抑制
  • 血糖値の上昇を緩やかにする
  • 腸内環境改善

その他にも上記の効果は、生活習慣病やガンのリスク低下にもつながっており、食物繊維を豊富にとれるオーツミルクは健康食品としてみなせますね。

低GI食品

オーツミルクは低GI食品です。

GIとは、食べたものが分解され糖として吸収されるスピードを表しています。

スピードが早いほど血糖値の上がりやすさが早くなり、血糖値が急激に上がると、インスリンの分泌が過剰になります。

この働きが体内に糖を蓄積し、脂肪となり、結果として太ってしまうのです。

要するに低GI食品をとれば、血糖値の急激な上昇をおさえ、インスリンの分泌も穏やかになり、食べたものが脂肪になりにくい、つまり食べても太りにくくなるのです。

不飽和脂肪酸を含む

オーツミルクは牛乳に比べ低脂肪で、「不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂肪が含まれています。

不飽和脂肪酸は健康に良い油と言われており、動脈硬化や血栓を防ぎ血圧をさげ、悪玉コレステロオールを減らす働きがあります。

さらに血糖値の上昇を抑える働きもあるので、糖が脂肪になりにくく、血中の中性脂肪を減らす効果もあります。

つまり、オーツミルクを飲むことで太りにくい身体になります。

不飽和脂肪酸は体内で合成できないため、不飽和脂肪酸を多くふくむオーツミルクを摂取する必要がありますね。

オーツミルクの太る側面

オーツミルクの太る側面は、他の植物性ミルクに比べて高カロリーで、炭水化物(糖分)が高いことです。

しかし、先に述べたように、低GI食品であるためすぐに脂肪となることはありません。

それでも気になる方は、オーツミルクのみを飲み続けるのではなく、その時々で他の植物性ミルクを使ってみるのもいいかもしれませんね。

他の植物性ミルクの特徴と成分を、オーツミルクと比較してみました。

他の植物性ミルクと比べ高カロリー・糖質

イタリアのオーガニック植物性ミルクブランド「isolabio」シリーズを比較してみました。

やはり、高カロリー、高タンパク質ですね。

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オーツミルク 糖質 カロリー 栄養 ラテ アイキャッチ画像
カロリーたんぱく質脂質炭水化物(糖質)
オーツミルク51kcal1g1g10g
豆乳41kcal3.6g2.3g1.1g
アーモンドミルク27kcal0.8g2.5g0.6g
ライスミルク57kcal0.5g1g12g

豆乳とオーツミルクを比較

豆乳は、植物性ミルクの代表的存在で、大豆を絞って作られています。

オーツミルクよりも、多くのたんぱく質を含んでいます。

豆乳そのものは大豆の臭いが強く、牛乳の代わりとしてはオーツミルクの方がぴったりです。

豆乳を使ったレシピは、たくさん見つかりますね。

アーモンドミルクとオーツミルクを比較

アーモンドミルクは、その名の通りアーモンドを原料とした植物性ミルクです。

ビタミンEを多く含みます。

アーモンドミルクはクセがなくあっさりしているので、コクやとろみのあるオーツミルクと使い分けるのがいいですね。

ただしアーモンドミルクには、オーツミルクのような天然の甘さがないため、糖分を添加されていることが多く、購入する際には注意が必要です。

ライスミルクとオーツミルクを比較

ライスミルクは、玄米と水で作られた植物性ミルクです。

完全栄養食と言われる玄米、その玄米が原料ですので栄養価の高い植物性ミルクです。

ただしデメリットがあり、味が美味しくないという口コミや、消化が悪いといった点があげられます。

その点ではオーツミルクの方が飲みやすいかもしれませんが、一度飲み比べてみるのがいいかもしれませんね。

オーツミルクの味

オーツミルクの味は、最初に述べましたが、他の植物性ミルクよりコクと甘さがあり、そのままでも飲める美味しさです。

飲みやすく、美味しいという口コミが多いですね!

牛乳代わりにお料理に使ったり、プロテインと混ぜてる方も多くみかけました。

飲みすぎに注意ですね!

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