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完全食だけで生活できる?

完全食だけで生活できるのか?調査してみた

完全食の市場規模は年々拡大し、大手食品メーカーの参入も注目されています。

この記事では「完全食だけで生活できるだろうか」と疑問をお持ちの方に、完全食だけで生活することによる効果やメリット・デメリットについてご案内します。

完全食とは

完全食(完全栄養食)とは、それさえ食べれば他の物を食べなくても、私たちが生命を維持できる食品です。

日本では「日本人の食事摂取基準」に定める必要栄養素を、過不足なく補える食品が「完全食」と定義されています。パンやパスタやドリンクなど、様々な形態から選ぶことができます。

代表的な完全食は、huel(ヒュエル)comp(コンプ゚)BASEFOOD(ベースフード゙)uFit(ユーフィット)などです。

近年、森永製菓日清食品からも完全食が発売されています。

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完全食とは

完全食だけで生活できる?

完全食だけで生活することはできます。なぜなら、日本人の1日に必要なエネルギーや栄養素量を示した基準「日本人の食事摂取基準」を満たすように栄養設計されているからです。

一般的な成人男性の必要なカロリーは2300kcalです。

完全栄養食のcompを1日に2300kcal摂取すると、タンパク質、脂質、必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、いずれも充足することがグラフからわかります。

完全食だけで生活すると痩せる?

完全食だけで生活すると瘦せることは摂取量次第で異なります。なぜなら、摂取量と消費量のバランスで体重の増減が決まるからです。

たとえば、一日の必要エネルギーが2300kcalの一般成人男性が、2000kcal分の完全食を摂取した場合、毎日300kcal不足します。このような場合、完全食を摂取し続けると痩せることになります。

完全食だけで生活するメリット

  • 時短
  • 手間なしでコストパフォーマンスが高い
  • 栄養バランスが良い
  • カッコイイ

時短・効率重視、忙しいビジネスパーソンにとっては自然な選択のようです。繁忙期だけ使用するのも一案ですね。

コスパも大切ですね。一日一食でも利用すると、不足しがちなビタミン・ミネラルの補給になります。さらに外食で摂りすぎが心配な飽和脂肪酸やナトリウムの含有量は少ないので、一日トータルの摂取量が上手く調整できそうです。

https://twitter.com/shadows_temple/status/1108970053376983041?s=21&t=mwlA42F_6kHwyDtHXgN4Xw

完全食という思想が近未来っぽくてカッコイイですよね。加えてパッケージがカッコイイ。

油跳ねの掃除や、調理の騒音なんて無縁。ミニマルなライフスタイルに憧れます。

完全食だけで生活するデメリット

ドリンクタイプは短時間で摂取できる一方で、咀嚼によって顎や頬の筋肉を使うことが減るためフェイスラインに影響がありそうです。

完全食の種類によっては高価になることも。費用対効果は常に検討事項ですね。

https://twitter.com/vtuber_yu0/status/1320977262666133505?s=21&t=mwlA42F_6kHwyDtHXgN4Xw

噛むことで得られる満腹感ってありますよね。主食タイプの完全食を選ぶと、満足感も上がるかもしれません。

完全食は美味しいの?

完全食は美味しいか否か。主観によるところですが、ネット口コミなどでは概ね好評な印象です。

パンを食べると考えると、もっと美味しいパンがあると思います。

しかしながらこれで必要な栄養が全て摂れる、と考えると十分に美味しいと考えます。

利便性と栄養価を期待する時には、美味しさの評価は優先度が低くなりそうです。

完全食の選び方

完全食は形態や味の違いから3つのタイプに分けられます。

主食タイプ

BASEFOODのBASEBRAD(パン)やBASEPASTA(パスタ)などは主食タイプの完全食です。食事らしい噛み応えが得られます。

デザートタイプ

COMPのアイスや、グミ、andew(アンジュ)のチョコレートは甘味があり、デザートに置き換えて完全食を摂取できます。

ドリンクタイプ

COMP、huel、uFit、ソイレントなどからは、パウダー状の完全食があり、これを水に溶いてドリンクタイプにします。COMP、huelにはドリンク状に調整済の製品もあります。

ライフスタイルや目的によって選択できるところが嬉しいですね。

完全食の値段はいくらか?

完全食だけで生活するためには価格も気になるところです。

完全食を一日に必要なカロリーベースで価格を比較した場合、主食系の完全食が最も安価で1000円弱から1200円程度になります。

続いてパウダー(ドリンク)タイプが1400円から1500円弱、デザートタイプが1700円から3400円と商品によって幅があります。

コンビニでお弁当や菓子パンを買うよりも、コスパは良いですね。

完全食はどこで買えるか?

完全食を入手するには、公式ホームページから、もしくはAmazonや楽天からお求めください。

BASEFOODの一部商品は、ナチュラルローソン、ファミリーマート、セブンイレブンでご購入頂けます。

ドラッグストアや、フィットネスジムでの取り扱いもあるので、お近くの施設にご確認ください。

完全食だけで生活する際の注意点

完全食だけで生活する際の注意点は、エビデンスが無いことです。

完全食は誕生してから日が浅いため、長い時間と沢山のデータを必要とするエビデンスが得られていないからです。

また「日本人の食事摂取基準」記載の栄養は満たしているものの、それ以外の栄養はいかがでしょうか。

私たちはまだ発見されていない栄養を、知らず知らずのうちに野菜や果物から日々摂取しているかもしれません。

さらに必要な栄養素が満たされていても消化吸収能力は個人によって違います。

完全食だけの生活を想定していない商品も多いため、栄養の過不足と体調を見ながらの利用が大切です。

完全食だけで3年半生活した東大生のハナタカさん

笠原元輝さんは基本完全食だけで3年半以上生活している男性です。

2021年1月にテレビ朝日系列「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」に出演されました。

その際「食事が無駄」「(何を食べても)出てくるものは一緒」など徹底した効率重視の考えが注目されました。

笠原さんの現在の様子がインタビュー記事として紹介されています。

完全食だけで生活したいと考えている方は、参考になりますね。

完全食だけで生活するならhuelがおすすめ

huelヒュエルは、適切な量のタンパク質、必須脂肪酸、炭水化物、ビタミン、ミネラルを含む完全食です。

動物性食品不使用のため、ビーガン且つラクトース(乳糖)フリーです。

原材料はGMO(遺伝子組み換え食品)フリーのため、これらが気になる方にもおすすめです。

手軽に試せる初回限定セットが用意されているので、完全食だけで生活するのが初めての方にもおすすめです。

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