最近、話題の昆虫食。そのなかでも、人気の食用昆虫はタガメ。青リンゴやラ・フランスに似たさわやかな香りがクセになる方が急増中です。
本記事では、初心者向けに食用タガメを購入できるサイトを紹介し、食用タガメの食べ方について分かりやすく解説します。
昆虫食とは
昆虫食とは、昆虫を食べることです。
食用昆虫の種類 FAOの報告によると、世界で食べられている昆虫は1,900種類以上とされています。 そのうち、日本では大正時代より55種類の昆虫を食べていた記録が残されており、イナゴやスズメバチ類の幼虫は美味[…]
タガメとは
タガメとは、カメムシ目コオイムシ科のタガメ亜種に分類される日本最大級の水生昆虫です。
タガメは「水中のギャング」と呼ばれるほど、大きな獲物でも捕食する獰猛。一方で、オスの中足の付け根に臭腺があり、さわやかな香りを放ちます。
これが、タガメが食用昆虫のなかでも人気な理由です。
日本産タガメの食用は禁止されている
タガメは古くから日本に生息していますが、1950年頃に水田で農薬が使われ始め水質汚染に弱いタガメは急速に減ってきました。
現在、日本産のタガメは保護の対象となっており、商業目的の採取や販売は禁止されています。そのため、日本で流通している食用のタガメは、東南アジアから輸入された「タイワンタガメ」が主流になっています。
タイ産タガメなら食用にできる
日本では、タイ産のタガメを食用とすることができます。
昆虫食の文化が残っているタイでは、タガメの需要が大きいです。タイでも乱獲により天然のタガメが減っていますが、養殖技術の発達により需要を支えています。
タイ産のタイワンタガメは、日本のタガメよりも大型かつおいしいです。
食用タガメの食べ方
食用タガメの定番の食べ方は、素揚げです。塩や甘辛いタレに良く合います。タガメ入りの辛味噌ディップ(ナムプリックメンダー)がおすすめです。
ナムプリックメンダーの作り方は、焼いたタガメとニンニク、唐辛子、ガピ(タイのエビペースト)を石臼ですり潰し、ペースト状になったらできあがりです。
タガメを食べるとき、羽や足、頭部などの硬い突起物を調理前に取り除くよう注意しましょう。
食用タガメの味・匂い
揚げたタガメは海老のように香ばしくてさくさくしており、蒸したタガメはシーチキンに似ています。
オスのフルーティーな香りは洋梨やバナナに似ています。
辺境探検家の高野秀行さんは、その著書「辺境メシ ヤバそうだから食べてみた」で、ナムプリックメンダーは「ライムと茗荷と柚子が合わさったような風味」で「冷や奴に乗せるとか、胡瓜と一緒に和えるとか、蕎麦の薬味にも使ってみたい」とコメントしています。
食用タガメの栄養
昆虫食は、重量あたりの栄養価が高く、スーパーフードと呼ばれています。
牛肉 | タガメ | |
エネルギー(kcal / 100g当たり) | 212 | 527 |
蛋白質(g / 100g当たり) | 56.0 | 47.5 |
例えば、牛肉100g当たりのエネルギーは212kcal、蛋白質は56.0gですが、タガメ100g当たりのエネルギーは527kcal、蛋白質は47.5gと、高カロリーかつ高たんぱく質です。
また、コレステロールや中性脂肪を減らす不飽和脂肪酸を含み、ビタミンやミネラルも豊富です。
タイ産タガメの購入方法
タイ産タガメは、通販サイトや専門オンラインストア、自動販売機などで購入することができます。
昆虫食はご存知ですか? 近年、栄養価が高いと言われる昆虫食が流行しています。 『昆虫食は気になるけど、買う勇気が無い…』『何から買えば良いかわからない』 そんな方のために、今回は昆虫食通販サイトで買える食べれる虫をまとめ[…]
バグズファーム
日本最大級の昆虫食オンラインストアです。豊富なタガメ商品を取り揃えています。
バグズファームのおすすめ食用タガメ商品

バグズファームでは、1匹単位でタガメを購入できます。自分で調理してみたい人、料理のアクセントに使いたい方に必見です。
塩漬けしたタガメを冷凍したものなので、必ず加熱調理してから食べてください。

バグズファームオリジナルのタガメエキス入りのキャンディーです。
お口がさみしい時にも、おやつの時間にも、お友達とわけあって食べるのもいいですね。
TAKEO
「飲む」昆虫食であるタガメサイダーを生産、販売しているTAKEOのオンラインストアです。
希少な国内産昆虫から作られる自社製品はオリジナリティーあふれる力作ばかりです。
TAKEOのおすすめ食用タガメ商品

タガメエキスを独自製法で抽出、配合した新感覚ドリンク。ラ・フランスサイダーのような甘い香りがします。昆虫食初心者は、タガメサイダーから試してみるのもいいですね。

ジャイアントウオーターバグはタガメの英語名です。塩味のタガメで、そのまま食べられます。